塗装
部分的に色の具合や艶に違いがある場合には、周辺の状態もチェック。
タイヤハウス内に外装塗料が付着していたり、メッキやゴムの部品に塗料の飛沫が付着している場合も、周囲を詳しく確かめる必要がある。
ドアの開口部などにマスキングテープの跡が残っていることがあります。塗装表面を指や爪で滑らせるように撫でて、引っかかりを感じる直線状の段差があれば、何らかの理由で塗装していることがわかる。
取付けネジ
ネジ止めしている車体まわりの部品を交換する時には工具を使うことになります。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角が崩れている場合はネジを回している証拠です。
通常はネジの頭は塗装されているので、傷は比較的容易に確認できます。無塗装のネジの場合は判断しにくいので、車体の左右を見比べるといいでしょう。
溶接とシーラー
車体を構成する部品が溶接で固定されている部分は、シーラーが塗布されています。修理や交換で再溶接すると塗り直すため、不自然になっている場合が多い。
疑わしいと思ったら爪で押してみましょう。表面が硬くても内部が柔らかいようなら、修理後に新しいシーラーを盛っている可能性が大。
シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を見比べて判断しよう。
車体各部はスポット溶接されている部位も多いが、修理工場でスポットを打ち直している場合は、直径が5mm以下(新車時は5mm以上が普通)、窪みが深い、2度打ちしたずれなど、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。
電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。
立て付け
外板パネルなどを修理すると、組み付ける際に誤差が出ることがあり、それは、隣り合うパネルの隙間(チリ)を見ればわかる。隙間の幅が均等になっていなければ、修理している可能性が高い。
バンパーなどは、押されてずれることがある。たとえ修理していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。
モール類(フェンダーからドアにかけて線状に繋がっている飾りなど)やプレスライン(外板が折れ曲がっている角の線)がずれていることからも、立て付けに異常があることがわかる。