「車は物置です」爆笑車大国:中国の非常識な常識

中国人がDIYをやらないために、洗車場がビジネスになっていることは前回報告をさせていただいた。
この洗車場が、大きいところでは3フロアーで6000平米ぐらいのスペースをもつ事も、決して珍しい事ではない。

さすがに国土の広さを思い知らされることにはなる。
従って、洗車等の作業が終わるまでの間、車のオーナーを退屈させない工夫が必要になるわけだ。
どのような事をしているのか、と言えばそれは様々な事をやってはいるが、これについてはまた別の機会に譲るとして、今回はそのなかのひとつである“アクセサリー”についての話しをして行きたい。

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自動車=物置?

広いスペースを埋めるためには、様々なアイテムのアクアサリーが置かれている。品ぞろえには一貫性がなく、何でも置いていあるのだから選ぶ方も大変だ。
ディスプレーも、ショーイングスペースの取り方も滅茶苦茶といったら言い過ぎなのかも知れないが、結構酷いと感じられる。
買い取り商品と、委託販売商品が混在しているのだろう。
そんな中で、一番驚いたのは“ABS製の収納ケース”がよく売れることだった。結構大型の物を、なかには二つ、或いはみっつと買い求める人がいるから、ちょっとびっくりする。
“持って帰り自宅で使うのだろう”とかってに想像したが、実はおおまちがいだった。彼らはそれを車のなかを整理するためにつかっていたのだったから、本当に驚いたわけだ。
洗車作業が見える待合室で、作業を見ていてそれが判った。
彼らの車のトランクやカーゴスペースは、それこそ物置きになっているのだ。飲料水(水道水は飲用不可)のミネラルウオーター、白酒(バイジョー)と呼ばれる“中国の焼酎”、靴、雑誌、衣類、何かの乾燥した食品、果物、子供の玩具、トイレットペーパー、いつ使ったのか判らない雑巾の干物、その他ありとあらゆるものが投げ込まれているのだ。

おおよその見当でも、100Kgはくだらないだろうと思われるそれらの積載物?を、員工と呼ばれる作業員(決して技術者ではないと感じる)は、数人がかりで全て取りだしてから、掃除機でなかを清掃するのだ。
そこに収納ケースを店の従業員に運ばせてきて、その積載物の全てを収めさせるのだ。決して自分ではやらないから、後でどのケースに何が入っているのかと言うことを、きちんと管理できるのだろうかと、人ごとながら心配になっても来るわけだ。
これだけの量の積載物を搭載しているから、車高調整の付いていない車の場合には、明らかにテールが沈んだ状態になっていることが見受けられる。
これでよく“コンプレッサーを使うと燃費が悪くなる”等と言えたものだと、感心するのは私だけだろうか。
この大量の物質を収めた収納ケースを、員工達がトランクやカーゴスペースに収めようとしても、一人では持ちあがらないケースがほとんどだ。特に大量の液体を収めたケースは、三人がかりで、やっと収めると言うことも珍しくはない。
どうして車を物置きにするのか、私には理解できない。
トランクやカーゴスペースは、必要な時に必要なものを収めるために、常に整理整頓しておかなければ役に立たないのに、一体なぜだろうと不思議に思う。
この車で旅行に行く時は、大変な作業を強いられることになるだろうし、私が女性だったら、誘われてこの車に乗ることは絶対にないだろうと思った。

余談だが、ある洗車場で見た光景が笑えた。
ドロドロのランドローバーがはいってきて、洗車スペースに誘導されて停まったところまでは、普通の出来事だった。
ドライバーがおりて来たら、やおらフロアーマットを全て引っ張りだした。
すると、マットと一緒にありとあらゆる車内のゴミが、洗車場の床に溢れだしたのだ。
ペットボトル、マックの食べ終わった箱、何かの包装紙、新聞、ティッシュの屑、タバコの空き箱と吸いがら、なんだか判らない布切れ、その他諸々が車内から床に流出してきたのだ。
員工達は、まずそのゴミを片付けないと、自分たちの作業スペースが確保できない。
あまりのひどさに私は、思わず笑うことしかできなかった。
あのゴミの中に、もしかしたら100元札(一番大きい単位の紙幣)が何枚か混じっていたら、員工達は大喜びかもしれないからだった。

外国人によるお笑いエピソード集

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