個性派バイクのジョーカー

 アメリカン・カスタムスタイルをイメージしたロー&ロングのデザインを持つホンダのスクーターといえば「ジョーカー」がありました。
1996年に発売され現在では生産終了となっていますが、中古車市場ではまだまだその姿を見ることができます。デザインにはメッキを多用し、当時の原付スクーターのイメージを覆すような高級感を持ったバイクです。また、50ccスクーターと思えない位大柄なボディも特徴の一つになります。

 ここではジョーカーの走り心地や注意したいポイントを解説していきたいと思います。「バイクといえばスクーター」という方。もしもその候補の中にジョーカーが入っているのであれば、次のことを是非参考にしてみて下さい。

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 ジョーカーといえば、やはりその外観に惹かれる人は多いでしょう。ハンドル周りやフロント、リヤなど随所にメッキ加飾が施され、上質な雰囲気を漂わせています。また、この排気量でこの大きさはスクーターの中でもひときわ際立つ存在です。特にハンドルが大きく開いているのが最大のポイント。開いたパイプハンドルがワイルドなアメリカンスタイルを演出しています。
ジョーカーを選んだという人はやはり大きさ、デザインという点は一番大きいのでしょう。ジョーカーの魅力は見た目だけなのか、というと、勿論そんなことはありません。まずは乗り心地。サイズが大きいこともあり、ロングシートでゆったりと乗れるので乗り心地は良いバイクと言えます。大きいながらもスクーターですので、両足がしっかりつき女性にも安心です。ブレーキの効きも上々。
バイクといえば収納に困る人も多いと思いますが、ベンチ下にはハーフタイプのヘルメットが収納できるほどのスペースを有しています(ただしジェット型ヘルメットは入らないようです)。カゴがついているスクーターには及びませんが、収納に苦労するというレベルの作りにはなっていません。

 ジョーカーに関して注意しておきたい点もあげておきましょう。まずはその走りです。大柄なせいか、出だしの加速はあまり良くありません。ただ、信号待ちで置いていかれるというレベルではありません。街中では充分な走りをみせてくれますが、やはり上り坂ではパワーの無さを実感してしまいます。
走りに関しては、ノーマルな状態で期待するのは厳しいと言っておきましょう。また、特徴の一つであげたハンドルの開きの大きさにも注意してほしいと思います。ハンドルに合わせサイドミラー(ハンドルについている)も大きく開いた状態になっていますので、狭い道などを通る際には当たり易いです。また、車と車の間なども同様。
ジョーカーに乗っていてサイドミラーを当ててしまったという話はよく耳にします。当時は新車で25万ほどだったという値段も、原付スクーターにしては高いとネックに感じた人も多かったのではないでしょうか。現在中古車市場では10万円前後のものが多く出回っており、人と少し差をつけたいのなら手の届かない値段でもなさそうです。

 総合的に見て、少し人と変わったバイクに乗りたいと思っているのであればお勧めできるでしょう。スクーターなので運転は基本的に楽ですが、アメリカンタイプのバイクに慣れていない人は、ハンドルの大きさで最初は操作に戸惑うかもしれません。何を重視するかと言われれば「見た目」。そういう人にとって、ジョーカーは候補の一つにあがってくるバイクとなるでしょう。

 さて、友人の話ですが、ジョーカーを愛用しておりマフラー交換を行った…までは良かったものの、詰まってしまい結局純正マフラーに戻したとか。改造はお店にしてもらったそうなのですが、メンテナンスが行き届いていなかったのでしょうか。それとも相性が悪かったのか…。ジョーカーに限った話ではありませんが、カスタマイズを楽しむ為には性能を損ねないように気をつけましょう。スクーターでもお洒落に乗りたいという人にピッタリなバイク、それがジョーカーです。

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