エイプの特徴とカスタマイズ

 ホンダのNプロジェクト第1段となった「エイプ50」。
2001年に発売開始され、トラッカーの様でネイキッドともとれる独自のスタイリングを有する原付バイクです。若年層から熱い支持を集めるエイプはカスタマイズ志向のユーザーが多く、パーツ流通も盛んな車種といえるでしょう。

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 カスタマイズといっても何から手をつけていいかわからない、という初心者の方もいるはずです。まずは構造や仕組みを知り、その上で改造を始めるとより深く思い通りにカスタマイズできると思います。
まずは手をつけやすい所から始めてみましょう。その一つが「マフラー」です。エイプのマフラーは固定しているネジを外してしまえば簡単に取り外すことができます。改造自体が初めてという方は、ネジを外す際にマフラーを落としてしまわないよう注意しましょう。
方法としては、最後のネジを外す時にマフラーを支えておく、又は支えてもらうなどして下さい。そのままネジを外して落としてしまうというミスは、初心者は招き易いようです。そしてネジを締める時ですが、いきなり本締めせずにネジを緩く挿した状態でマフラーの位置を決めます。
位置を合わせたらまずは手で締まる所まで締め、最後は工具を使って慎重に締めてきましょう。あまり力を入れすぎるとネジを破損する恐れがあるので気をつけて下さい。

 マフラーを始め、改造した際には「キャブレター」のセッティングが必要となり、初心者の方が覚えておきた工程の一つになります。「キャブ」とも言われるこのパーツは、ガソリンを霧状にして燃焼しやすい状態にし、そこへ空気を混ぜる機関になります。
そしてそのセッティングですが、キャブの「メインジェット」・「スロージェット」・「ジェットニードル」・「エアスクリュー」と呼ばれる部分を調節することで空気の濃さを変え、エンジンの回転などを良くさせることを言います。
ちなみにエイプのノーマルキャブレターはエアスクリューが特殊工具でないと回せない作りになっており、これは環境対策の為のようです。「まずはその為に特殊工具を買わなければいけないのか…」と思った方へ。
エイプの改造ではマフラーが手をつけやすいと上述しましたが、キャブ交換を先にするのも一手です。
エイプのエンジンはマフラーとキャブにより出力を押さえていますが、速さを出したい場合はキャブ、外観などを重視するならマフラーを変えることになるでしょう(マフラーを変えても速度はほとんど変わりません。なぜ変わるかとしたら軽量化という点が大きいようです)。実際に走行していれば、おそらくキャブ交換をして速さを出したいと考える様になると思います(エイプの加速&トルクの無さは原付といえども皆さん気になるようです…)。
特殊工具を買わなくても良いという観点からも、キャブの交換を先にしても良いでしょう。キャブにも様々種類がありますが、一番は相性のよいものを選ぶこと。乗る環境や用途によって左右されるかと思います。初心者にもお勧めと言われているキャブレターといえば「ケービンPC20」。エイプなど4ストロークエンジンを搭載している原付バイク用のキャブとして、広く長く親しまれているものです。
セッティングも出しやすいとされ、キャブ交換入門として最適でしょう。また、エイプ50のキャブ交換で多いと思われるのがエイプ100のキャブの流用です。ですが、こうなるとどのみち特殊工具が必要となってきます(ネジ形状が“D型”になっています)。
「デイトナ」ですと2000円ほどでホンダのD型用エアスクリュー調整ツールが販売されています。キャブレターの交換だけでもエンジン・パワーの向上は充分望めますし、ボアアップよりも作業は複雑ではないので挑戦してみてはどうでしょうか。

 エイプは原付バイクの中でもモンキーやゴリラに次ぐ人気車種といえます。改造しがいのあるバイクでもありますが、人気車種であるが故盗難の被害には要注意です。改造していればパーツの盗難も気をつけたいところ。防犯対策もしっかり行い、エイプのカスタマイズを楽しんで下さい。

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